KDDI RESEARCH INSTITUTE, INC 电子书籍の可能性 -キープレーヤーの思惑と行动-
◇KDDI総研R&A
2010年4月号
电子书籍の可能性
-キープレーヤーの思惑と行动-
ジャパンケーブルネット株式会社 企画本部 マーケティング企画部
执笔者 (元KDDI総研
深泽亨
市场分析Gグループリーダー)
KDDI総研
市场分析G
田中実
记事のポイント
日本の出版业界はデジタル化时代において, いよいよリストラクチャリングの时代 に差し挂かったようだ. 纸の出版物の贩売额は减少の一途を辿り, 大手出版社の収益 は轩并み悪化,その一方で规模こそ小さいが电子书籍市场は着実に育ちつつある. 电子书籍端末市场で今一番の盛り上がりを见せているのが米国だ.Amazonのキン ドルが牵引役を务めソニー,Apple,Barnes & Noble等が竞って参入.Googleも书籍 サマリー デジタル化ビジネスへ参入し, ハードとコンテンツの両面で电子书籍市场は激しい竞 争が缲り広げられている.早晩日本もこの影响を受けることは必至である. 盛り上がる米国の电子书籍端末及び电子书籍市场を概観するとともに, 日本の电子 书籍市场を巡る出版业界やメーカーの取组みを绍介し,Amazonのキンドルモデルの 适用可能性と电子书籍市场成长のための课题を整理してみた. 主な登场者 Amazon.com,ソニー,Google,Apple,出版业界 キーワード 电子书籍,电子书籍(専用)端末,キンドル,iPad,再贩制度,委托贩売制度 地 域 日本,米国
2010年1月米国ラスベガスで开催されたCESでは,新しい様々な电子书籍端末が 陈列され,米国电子书籍市场は非常な赈わいを见せた.一方,日本の电子书籍端末 を巡る市场环境は,米国の影响を受けつつも出版业界,端末メーカーともに様子见 の感は否めなく,米国のように强いドライブが働いている状况にない.そんな中で も电子书籍端末とコンテンツが质·量ともにより充実してくれば,电子书籍市场は 急拡大し,音楽·ゲームに続いて一大市场を筑くと予想する者もいる.风云急を告 げる国内电子书籍市场の実态と可能性について,米国の电子书籍市场の动きを参考 にしながら,今后の行方を検证する.まずは电子书籍分野においても成功の键を握 るキープレーヤー的存在の「出版业界」の意识の変化と新たな动きから概観する.
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出版市场の経年変化が语るもの
1-1
出版市场の変化～纸からデジタルへ～
2009年出版指标年报によると取次経由分の书籍·雑志の贩売部数と贩売金额は 1996年前后を境に2008年までずっと减少倾向だ(図表1) .ピーク时には书籍贩売部 数は915百万册 (1996年) 同贩売额は10,931.1亿円 , (1996年) にまで上ったが, 2008 年には贩売部数751百万册,贩売额8,878.1亿円に留まり,いずれも20%弱の减少を 余仪なくされている.出版社にとって今も収益の柱である雑志に至っては,ピーク 时に贩売部数3,910百万册(1995年) ,贩売额15,644.1亿円あったものが,2008年に はそれぞれ2,439百万册(38%减) ,11,299.3亿円(28%减)まで减少し,その减少 幅は书籍の落込みを大きく上回り,减少の流れは留まるところを知らない状况だ.
【図表1】出版市场主要指标(出典: (社)全国出版协会出版科学研究所「2009年出版指标年报」 )
2.0
书籍贩売金额 (亿円)
雑志贩売金额 (亿円) 书籍贩売部数 (万册)
雑志贩売部数 (万册)
40
1.8
35
1.6 30 1.4 25 1.2
(
兆 1.0 円
( )
20 亿 册
)
0.8 15 0.6 10 0.4 5 0.2
17 91
17 95
17 99
18 93

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